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ぷらいべーと・たいむ

ぷらいべーと・たいむ

さけび

 

風船

死にたい、死にたい、もう死にたい
口癖のように独りつぶやく死にたい
そう、死ぬ方法はいくらだってあるんだ
いつでもどこでも死ねるんだ
でも、死ねない
死ぬことすらできない

あーココロがはじけそうだ
誰か来て
そしてぼくをメッタメッタに刺してくれ
ギッタギッタに切り刻んでくれ

身体の奥の奥のその奥が
どんどんどんどん膨れ上がってゆく
もう破裂しそう、息も出来ない

ねぇ、誰か来て
そしてぼくを抱きしめて
ぎゅっとぎゅっと
絞め殺すほどに…

 


 

キモチ

吐いて 吐いて 吐いて
でもまだ吐きたらない
指を突っ込んで吐いた
でもまだ気持ちが悪い
手を突っ込んで吐いた

からだ中のものみんなでていけ
心臓も腎臓も肝臓も
みんな吐いちゃえ
ぼくのココロ
みんな出てゆけ

 


 

夜の檻

みんな、SOS
先生も生徒も、親も子も、社長も社員も
みんなSOS
一体誰がそのうめきを拾えようか

ミセカケダケノ「愛」ニオボレルヒトタチ
ミセカケダケノ「愛」二ツカレタヒトタチ

あなたはいつまで沈黙を守り続けるのですか?

 


 

夢うつつ

血が滲んできた
手がしびれる
ひりひりして痛い

いったいぼくは何をやっているんだろう…

いったいぼくは何をやっているんだろう
死ねないと分っているくせに
…ほんとうは死にたくないくせに
おまえは、誰かに気付いてもらいたいのか
心配されたいのか
同情を引きたいのか

甘えてんじゃねーよ
バカか、おまえは…
いったい何に気付いて欲しいというんだ

しびれる痛み
流れる血と涙
ほら、意識が朦朧としてきたよ
だんだん遠くなってゆく世界
…ぼくは、きっと、この瞬間が好きなんだ
このまま眠ろう

…そうして
ぼくはまた、生きるのだろう

 


 

ぼくの目にはただ天井だけがみえる

凍てついたカラダは
もう何も感じることはなく
ただ無心に
朝が来るのを待つ

ココロが渇いてカラカラダ

ぼくはもうカラッポで
それでも、なにかを必死で求めようとするため
ぼくは笑うのです
きっとぼくは笑うのです
笑えるほどに狂ってしまいたいけれど
それでもぼくは強いのです
哀しいくらい強いのです
だからぼくは笑うのです
ただただひたすら笑うのです

こうして、ぼくは
朝が来るのを待っています
お元気ですか?ごきげんよう

 


 



ココロからの叫びは
声にならず
地の底をはいまわる

檻の中に独り
耳をすませれば
どこからともなく聞こえてくる
声にならぬ声
地を震動させる
その深いうめき

殺意、狂喜、快楽、乱舞、

共にはいずりまわろうか
それとも
蓋をしめようか

あぁ、地の底が震えている

ぼくのかけらは其処にある
さあ、いこうか
すべてとともに
地のソコへ

 


 

コトバ

自分を守ろうとするがゆえに発っされたコトバ、コトバ、コトバ
コトバはウイルス
他人のココロを犯す

コトバは一度死ね。

 


 

ぬるい地獄

だるい
おもい
とける
ぬける

ずぅんずんずんずん

 


 



音楽が聞こえないんです。
もう何も心に届かないんです。

でも工事現場の音はうるさいんです。

 


 

汚物人間

ぼくは、きたない人間だが
きたない人間をみて汚いと思う。

ぼくは、きたないことが見えてしまうぶんだけ汚くなる。

きれいなものをたくさんみようと思うが
もうぼくの心にははいってこない。

きれいなものは、すぐ壊れる。
壊れた後は哀しいね。
でも、きたないものは底無し沼。
どこまでもどこまでも。

もうぼくは疲れたよ。
疲れに疲れたよ。

ぼくは底無し沼にのまれてしまったのかもしれない。
しかし底無し沼はぼく自身がつくりあげたもの。
ばかだね。ぼくは。
自分でつくっておいてのまれてしまったよ。

 


 

最後の手紙

ぼくは、汚いから、
きれいに死のう。

負け犬は死を選択しました。
負け犬にとって死はきれいなことなんです。
生きていくよりもずっときれいなことなんです。

さようなら、みんな。
今までありがとう。
迷惑かけてごめんなさい。

そのうち、すぐに忘れるさ。
どうぞ、忘れてください。

今までどうもありがとう。
感謝だけを残してぼくはこの世を去ろう。
そうさ、あとのまつり。
残された人たちへの迷惑と後の哀しみを考えずぼくは負け犬。

ごめんね。ほんとに。
でも、もう疲れたんだ。疲れすぎたんだ。
許してください。

もうぼくを自由にしてくれ。
いいでしょ?

どこか遠くへいきたいな。
遠くへ遠くへいきたいな。
ここではないどこかへ。

ぼくは、よく遠くへいきましたが、
今度はもっと遥か遠くへいくことに決めました。

なにがつらいとか、なんのせいとか
そういうわけではありません。

ぼくは、もう疲れすぎただけの
ただの負け犬ですから。

人間があわなかったのです。
人間という殻がぼくにはあわなかったのです。
この社会で生きていくには、ぼくはあまりに強くそして弱すぎたんです。

人間をやめるには、死を選択するしか
他に方法がみつからなかったのです。

男にも酒にもタバコにも芝居にも親にも心理学にも社会学にも宗教にも頼れない私は
死に頼るしかなかったのです。

ただそれだけのことなんです。

バカなのかもしれません。

ヘタクソなんです。
生きることが。
考えすぎるせいなのか考えていないせいなのかは分りませんが。

この社会で生きていく能力がなかった。
そういうことです。

では、いってきます。
勝手な旅でごめんなさい。
みなさん、お元気で。
いままでありがとう。
さようなら。

 


 

蜘蛛の糸

疲れても、うみ疲れても
とりあえず
眼をあけて歩いていこうと思います。

立ち止まっても
こけても
溶けても
液体になっても

とりあえず
生きていようと思います。

眼がつぶれても
とりあえず
触りながら手探りで歩いていこうと思います。

そのうち
そのうち

底無し沼に蜘蛛の糸
みんなで昇ろうよ

なんで生きてるかなんてわかりません。
生かされているんですから。
だから、私なりに私なりのせいいっぱいを生きようと思います。

とりあえず
とりあえず

とりあえず、部屋を片付けようと思います。

 




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